思い出深いお気に入りCDアルバム「フォーティーリックス」
ぴろの1番好きな憧れのバンドはローリングストーンズです!
そして、ロックンロールバンド「THE COCKS」に所属
僕はBASSを弾いています。
ビルワイマン在籍時のストーンズと同じボーカル、ギター✕2人、ベース、ドラムという5人体制です!
古き良きロックンロールバンドの構成そのものです。
ルーズな日、ヘロヘロなロックンロールの日
演奏のクオリティは
日によってまちまちですが、、、笑
5人の演奏がピッタリとハマった瞬間は、ものすごいパワーとグルーヴ感を感じられますww
コックスの演奏はストーンズを匂わせる部分もあり、僕はバンドに対して勝手にストーンズ的なイメージを重ねて演奏していますww
5人でしか出せない音、日によって変わるテンポ、グルーヴ、ギターフレーズ、ベースフレーズ、決まっているようで決まっていない!日々進化を続ける5人合わさった音!!
リアルロックンロールを演り続けることができて本当に楽しいです!!
部屋でもローリング・ストーンズの曲を弾いたりしていますよ!!
と、まあバンドの紹介はこれくらいにしますねw
今回は、今なお時代に対応した楽曲を作り続け、現役で音楽シーンの最前線で進み続けるリアルロックンロールバンド!
転がる石たちのストーリーと
ぴろがストーンズを聴きはじめた頃
そしてLICKツアー大阪ドームを体験した時のことを
3話にわけて軽くお話しましょう!!
ローリングストーンズとは??
1960年代中期頃には、ザ・ビートルズと共にヒットチャートを争ったイギリスの超有名R&Bロックンロールバンド!
現在のR&BといえばメアリーJブライジやアシャンティ(やや古いかww)、宇多田ヒカルなどを思い浮かべる人も多いかと思いますが、当時のR&Bは今とは大分イメージが違いますが、黒人音楽のブルースやロックンロールを指す言葉でした。、
ローリング・ストーンズはグループ結成当初は黒人ブルースマンに憧れを懐き、それを忠実にコピーする!というコンセプトのもと、ブルースを再現する為に、イギリスのブルース好きの白人青年5人が集まり結成。同じアパートに住み、夜な夜なパブやバーで演奏していたそうです、、、、
なんせ50年以上立っているバンドの説明はかなり長くなってしまいますww
彼らはメンバーの死、逮捕、脱退、移住、確執、金の問題などロックンロールバンドを継続することで考えられるトラブルはなんでも体験していると思いますww
初期の1962年頃~1964年頃まではローリングストーンズの演奏曲、音源はマディウォーターズやハウリンウルフなどブルースマンの曲のカバーが中心でした。
1965年頃からレコード音源はほぼオリジナル曲になります。そして、オリジナルではなく、黒人ブルースマンの曲を追求したかったのが当時のストーンズ中心人物ブライアン・ジョーンズ。結成間もない頃からバンドの他メンバーにブルースを教えていった彼は、ストーンズがオリジナル曲を発表していくごとに徐々に勢いを失くしていきました。バンドはミック・ジャガーとキース・リチャーズが中心人物となり、指揮をとっていくようになります。
その後、バンドでのストレスや時代性もあってか元リーダー的な存在のブライアンはクスリに溺れていき、1969年自宅プールにて謎の怪死。名作「ベガーズ・バンケット」や「レットイットブリード」ではほぼ正常な状態では録音に参加できていない、していないようです。
その後、ストーンズは自身のレーベル「ローリング・ストーンズレコード」を設立。ロゴマークは超有名なベロマークですね!!
その後はメンバーの交代もありながら、時代に合わせて様々な音楽を吸収し、飲み込んでいき、ストーンズだけのオリジナルと化した名曲、傑作を連発し、数々のエピソードを残しつつ現在まで世界のトップで君臨し続けています!
レーベル発足後の快進撃は長くなりすぎるので今回は省略しますね、、、、、ww
ぴろとストーンズの出会い
僕がローリング・ストーンズを知ったきっかけは中学3年生の時
音楽雑誌の特集を見たことでした!
当時自分を含め周りの友達の間では
ヴィジュアル系旋風が巻き起こっていました!
グレイにラルクアンシェル、シャズナやシャムシェイド、ラクリマクリスティーにマリスミゼル、カスケードに、ファナティッククライシス! ディルアングレイにピエロ!!
流行に敏感な中学生キッズは
その男なのに化粧をしてクールに演奏する姿を見て、熱狂していました!!
当時は男子、女子関係なくROCKバンドに夢中な日々、、、、
人気バンドが出演した歌番組の翌日。
とある日の休み時間中の教室にて、、、
女子A「ねえねえ、、、昨日うたばんみたぁ~」
男子A「うん。見たよ~ ラルクめっちゃかっこよかったなあー」
女子B「ラルクの新曲やばいよねー CD発売日に同時買いしないとねぇ~ hyde様綺麗やわあ、kenも煙草くわえてかっこいい。ライブ行って下敷きかいた~い! きゃーHYDE様~ 生で観れたらやばいよねー!」
男子B「いやー俺はラクリマやな!B子も聴いてみてや! ボーカルTAKAのハイトーンボイスがしびれるでー hiroのギターも好きやわあー」
隣のクラス、野球部の男C「おーい。ぴろー! こないだ借りたマリスのビデオ返すわ!舞台見てるようでよかったわ!シャズナのPV集は持ってないん??」
ぴろ「シャズナは持ってないわー。いや今はディルアングレイが熱いな!インディーズで結構流行ってて、そろそろメジャーに来るみたいよ!」
女A、男B「そうなんや~ フールズ・メイトとかに載ってるん??新しいバンド??どんな音楽性なん??」
教室ではいたるところでこんな会話が繰り広げられ
スポーツ系男子、普通の女子関係なく、クラスメート達とロックの会話ができるくらい、ヴィジュアル系ロックバンドはテレビ番組にもたびたび出演していていたので
そこまでロックに詳しくない人達の間でも「化粧をした人が演奏するロック音楽」は流行っていました!!
周りのミーハーな女子A子やや男子生徒より深く音楽を愛し、追求していた僕(自分で思ってるだけ?)はクラスでも聴いている人は誰もいなかったであろう「マリリンマンソン」にどっぷりとハマっていました!
なぜ当時中学生の僕がそんなアメリカのラウド&ヘヴィーなバンドを知っていたかというと、、
なにかの雑誌で、ヴィジュアル系のバンドの人がお勧めの名盤紹介をしていてそれがきっかけで「マリリンマンソン」を聴くようになっていたのです!
ぴろは、流行りのヴィジュアル系を聴きつつ、邦楽、洋楽問わずラウドロック、ヘビィロック、ヘビーメタルにハマりつつありました。
古臭いストレートなロックンロールバンドにはまったく興味はありませんでした!
ロックンロールバンドといえばヘビィなロックンロールバンド「KISS」のイメージ。
ローリング・ストーンズを聴いてしまった衝撃
「マリリンマンソン」のインタビュー目当てでたまたま購入した「BANDやろうぜ!」という音楽雑誌!
その中の特集コーナーによって
その後の僕の音楽人生は一変しました!!
確か「Rock界の偉人たち!レジェンドの名盤紹介」 なる特集だったと思います!
そこには、ロックの歴史を解説、カテゴリー化して説明していて国内、海外問わず
当時の僕には未知のロックバンド達の名盤紹介がありました!
そこで「世界最強!転がり続ける石達!!」みたいな見出しで紹介されていたのが
ストーンズの傑作と名高い「ベガーズ・バンケット」です。
メンバーが刑務所に入れられたとか、ロックンロールの最高傑作!みたいな記事が書かれていて
たまたまか狙ったのかはわかりませんが、ミックとキース共に白黒のモノラル写真
タンクトップ姿の2人の写真が掲載されていてギラついた危険な男の匂いがしました。
「このロックンロールバンドは危険な雰囲気をかもしだしている。かなりやばい!!どんな曲があるのか気になるなあ~。今度中古店でCDを安く見つけられたら絶対買おう!!」
その記事を読んでからしばらくして、地元のブックオフで
ベガーズ・バンケットとジャンプバック(ローリング・ストーンズレコード発足後の音源1971~1993年までのベスト盤)の2枚を中古で安く売っていたのを発見。
聴いてみたのが僕のストーンズはじまりでした!
初めて聴いた時、「ベガーズ・バンケット」はどうしようもなく暗い空気に満ち溢れた作品だと思いました!
つたない感想ですが、当時僕が聴いていたキャッチーで口ずさめる、メロディアスなROCKとは程遠い存在に思えたのです。
戦前のモノかと思えるくらい暗いムード漂う録音状態も最悪に感じました!
とにかく今までまったく聴いたことがなかった感じの曲だらけ。
悪魔を憐れむ歌とかストレイキャットブルース、パラシュートウーマンなどは耳に残りましたが、地味な作品だな。と一通り聴いて思いました!
「どこが世界最強なのか全然わからない、、、、全然ポップじゃないし、サビもメロディアスじゃないし、よくわからないし、、、」
当時のぴろにとって名曲とはヘヴィーな音!
覚えやすいキャッチーなメロディー!
胸を熱くするメロディアスなギターフレーズ!!
これこそが判断基準だったのです!!
「ベガーズ・バンケット」はストーンズなりのブルースを追求した結果のブルース新解釈
次の作品集「レットイットブリード」と合わせて
ストーンズ流ブルーズの傑作アルバムとしてロックンロールの名盤としてよくあげられる作品です!!
スカスカのバンドサウンドに驚いた!
続いて聴いたのが、ジャンプバック!
こちらは、ストーンズレーベル発足後のベスト!!
シングル曲を中心に耳馴染みのいい心地よい曲が並びます。
1曲目の「スタート・ミー・アップ」で
なんだこのスカスカな音は、、、
ベガーズの曲と雰囲気がぜんぜん違うし、明るい!!明るさしか感じない、、、
曲中のサビで繰り返される「イエーイエーイエーフー!!!」
陽気すぎる!!!
2曲目「ブラウンシュガー」も陽気な印象で踊りだしたくなるようなリズム。
その後、、、、バラードありーの、ゆるーい空気感がかっこいい「ダイスを転がせ」、「ハーレムスキャフル」、「エモーショナル・レスキュー」、、、、、次々と繰り広げられるロックンロールナンバー!!
ベガーズより、いろいろなタイプの曲がある!
音が隙間だらけで軽い印象。
だけどノレる!
なんだか心地いい!!
ノレる!!
それが素直な感想でした!
そして、繰り返し何回も聴いていくうちに
僕の人生の中でも最強で最高のロックンロールバンドになりました!!
それからというもの
今まで聴いていたヴィジュアル系音楽、ラウド&ヘビィな音楽からはどんどん遠のいて
本格的にロックンロールバンドの音を聴くようになりました!
ストーンズやビートルズに憧れを抱き
行動から服装など
ライフスタイルまでも
ロックンロールに汚染されていってしまったのです!!
その後は、貪るようにローリング・ストーンズの作品を集め、非公式のライブ音源を買うようになり、いつか本物を見たいと思ったのです!!
終